もえぎ色新芽 茶摘み体験 特産つゆひかり 茶娘姿で丁寧に 御前崎

 御前崎市茶業振興協議会は16日、新茶摘み体験「茶園ピクニック」を同市上朝比奈で行った。家族連れ約70人が参加し、牧之原台地に広がる茶畑を散策しながら収穫時期を迎えた市特産の品種「つゆひかり」を摘み取った。

つゆひかりの新芽を丁寧に摘み取る子ども=御前崎市上朝比奈
つゆひかりの新芽を丁寧に摘み取る子ども=御前崎市上朝比奈

 同市のやまま満寿多園が所有する茶畑で横並びになり、協議会メンバーの解説を受けながら収穫作業を進めた。鮮やかなもえぎ色をした新芽の先端から5センチほどの部分を指でつまみ取り、手際よく茶葉を籠の中に入れた。茶娘姿の参加者もいて、子どもたちは楽しそうな表情を見せた。
 明治時代に牧之原台地の開墾と日本の茶業発展に貢献した旧池新田村(現・同市池新田)出身の丸尾文六が、茶の試験栽培を行った現場も見学。先人の偉業と茶業界の歴史にも触れた。新茶の入れ方ワークショップも開かれ、参加者は充実したひとときを過ごした。
 (御前崎支局・市川幹人)

 

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