女子サッカーのウズベク代表 パリ五輪1次予選突破 本田監督(静岡市清水区出身)手応え 

 日本サッカー協会(JFA)公認指導者として海外派遣されているウズベキスタン女子代表の本田美登里監督=静岡市清水区出身=が18日、オンラインで取材に応じた。同代表のパリ五輪1次予選突破を報告し「日本の35年前ぐらいの女子サッカーの立ち位置だが、真摯(しんし)にサッカーに向き合って人の輪が増えた。選手の目の色も変わった」と手応えを語った。

オンラインで取材に応じるウズベキスタン女子代表の本田監督
オンラインで取材に応じるウズベキスタン女子代表の本田監督

 ウズベキスタンは今月5~11日に、ブータン、東ティモール、ヨルダンに全て完封で3連勝し2次予選進出を決めた。「ゴール前の崩しを徹底してやった。この1年で守備を教えながら、1次予選では大量得点を取れたのが良かった」と振り返った。
 目標のパリ五輪に出場するためには、二つしかないアジア代表枠を懸け日本など計12チームで2次予選を戦い、さらに4チームでの最終予選を勝ち抜くしかない。ウズベキスタン女子代表のレベルを「なでしこリーグ1部の中位ぐらい」とした上で「日本代表の失点は何十年と見ている。球を放り込んだらおもしろい」となでしこジャパンとの対戦を想定し、不敵に笑った。
 本田氏は当時なでしこリーグの岡山湯郷や長野で監督を務め、静岡SSUボニータと静岡産大女子サッカー部監督退任後、昨年2月から現地に赴任。選手が予定時間に集まらなかったり、当日の練習場が確保できなかったりするなど、海外特有の苦労も語った。

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