7カ月ぶり再開 島田の国道473号 台風15号で通行止め

 静岡県島田土木事務所は20日午前10時、昨年9月の台風15号で全面通行止めが続いていた金谷―川根地区を結ぶ島田市の国道473号の通行を再開した。約7カ月ぶりの通行止め解除を待ちわびた自家用車やトラック、バイクなどが早速通行した。

通行を再開した国道473号=20日午前、島田市福用(写真の一部を加工しています)
通行を再開した国道473号=20日午前、島田市福用(写真の一部を加工しています)
通行を再開した国道473号=20日午前、島田市福用
通行を再開した国道473号=20日午前、島田市福用
通行を再開した国道473号=20日午前、島田市福用(写真の一部を加工しています)
通行を再開した国道473号=20日午前、島田市福用

 同市福用の路肩が決壊した現場に長さ約35メートルの仮橋の設置が完了した。工事用の仮設信号機で誘導する片側交互通行区間は約200メートル。信号の待ち時間は最大120秒を想定している。崩落部分ののり面も補強した。年度内の本復旧を目指している。同事務所の担当者は片側交互通行区間の徐行運転を呼びかけている。
 同市川根町家山の男性住民は「お茶のシーズンには何とか開通が間に合って良かった」と話した。
 現場は行政代執行で県が復旧工事中の採石場跡地から大量の土砂が流出し、国道が崩落した。当初は5月末の仮復旧を目標にしていたが、住民から新茶の収穫が本格化する前の復旧を望む声があり、工事も順調に進んでいることから短縮のめどが立った。

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