⚾静岡市立 接戦制す 春季高校野球静岡県大会2回戦

富士―静岡市立 5回裏静岡市立1死一、二塁、横山が安打を放ちチャンスを広げる=あしたか球場(東部総局・田中秀樹)
富士―静岡市立 5回裏静岡市立1死一、二塁、横山が安打を放ちチャンスを広げる=あしたか球場(東部総局・田中秀樹)

 ▽2回戦(あしたか第2試合)
富士  
000002100―3
01003100×―5
静岡市立
▽暴投 水越2(富)、山下(静)
▽試合時間 2時間5分


 【評】試合中盤に打線がつながり、リズムをつかんだ静岡市立が富士との接戦を制した。
 静岡市立は1点を先制して迎えた五回、別府込の中前打を皮切りに5単打を重ね、3点を追加。六回には横山の左前適時打で追加点を奪った。
 富士は六、七回に相手の失策などで3点を返したが、及ばなかった。

悪送球の横山 意地の適時打
 「取り返してやろうと強い気持ちで打席に立った」。2点差に迫られた責任を背負い静岡市立の横山が“意地”の適時打。会心の当たりで相手を突き放した。
 五回裏、静岡市立は別府込の中前打から単打を重ね、3点を追加した。しかし六回表、横山の送球エラーがきっかけで富士に2点目を献上。悔しさをかみしめ打席に立ったその裏の攻撃で安井監督から「相手投手が疲れてきている。変化球を狙え」とアドバイスを受けた横山。内角高めの変化球をとらえ、「先生や仲間への信頼が大きかった」と笑顔を見せた。
 チームは1年半前からメンタルトレーニングを積んできた。安井監督は「落ち着きがない場面もあった。立て直したい」と次戦を見据えた。
 (東部総局・天羽桜子)

 

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