総合格闘家 林源平さん 裾野市 スポーツ大使に 地元にベルト「持って帰る」 ミット打ち指導も 母校・深良小で委嘱式

 裾野市は27日、市観光・スポーツ大使に、同市出身で総合格闘技の国内プロ団体「パンクラス」で活躍する総合格闘家林源平さん(33)を委嘱した。母校の深良小で委嘱式を開き、林さんが5、6年生にミット打ちの指導をした。

委嘱状を受け取った後、児童にミット打ちの指導をする林さん(右)=裾野市の深良小
委嘱状を受け取った後、児童にミット打ちの指導をする林さん(右)=裾野市の深良小


 林さんは2013年にデビューし、現在はウエルター級(77・1キロ以下)でランキング2位。三島市のイギ-ハンズジムに所属し、4年前から拠点を東京に移した。6月4日に東京で開催する総合格闘技イベント「PANCRASE(パンクラス)334」のウエルター級王座決定戦で、同級1位の村山暁洋さん(43)と対戦する。
 委嘱式で村田悠市長から委嘱状を受け取った林さんは「格闘技を通じて裾野の魅力を発信したい」と話し、「何が何でも地元にベルトを持って帰りたい」と王座決定戦への抱負を語った。
 児童らは林さんのパンチやキックを見た後、直接指導を受けた。6年生の山本逸生君(11)は「先輩にプロ格闘家がいることがうれしい。チャンピオンになってほしい」と笑顔を見せた。
 (東部総局・天羽桜子)

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