免震装置の仕組み学ぶ 大河原建設新社屋 島田工高生が見学

 島田建設工業団体連合会(朝倉純夫会長)は9日、島田工業高建築科3年生約30人を対象にした建設現場の見学会を島田市内で開いた。建設中の大河原建設新社屋(同市向島町)の現場では、免震装置の仕組みなどを学んだ。

建設中の大河原建設新社屋を見学する島田工業高の生徒=島田市向島町
建設中の大河原建設新社屋を見学する島田工業高の生徒=島田市向島町

 施工状況を間近で見学することで、現場の技術を知り、将来の進路選択の参考にしてもらうことなどが狙い。新社屋は鉄骨造りの地上7階建て。免震ゴムとオイルダンパーの2種類の免震装置を採用している。作業所長の中井啓祐さんが工事概要や事業計画などを解説した。
 朝倉会長は「卒業生も現場で活躍している。地元の建設業界への就職を考える機会にしてほしい」と呼びかけた。金田唯翔さん(17)は「静岡県は大地震が発生する可能性もあり、興味があった免震装置について学ぶことができて良かった」と話した。
 生徒は建て替え工事中の島田第一小校舎の建設現場も見学した。
 (島田支局・寺田将人)

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