元ボランティア学生の斎藤さん、西伊豆町職員に インターン結実 町民の人柄、自然に引かれ
西伊豆町の地域活性化に取り組むNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)元メンバーの斎藤真槻さん(22)=横浜市出身=が、2023年度の町職員に採用された。町が15年から実施する同法人向けのインターンシップを契機に初の職員が誕生。これまでの交流が結実した。
町はこれまでのインターンで、28人を受け入れた。斎藤さんは21年に初めて町を訪れて以来、複数回足を運び、耕作放棄地の解消を目指す活動などを行った。インターンにも参加し、役場業務を体験。町民の人柄や豊かな自然に引かれた。現在は、産業建設課で業務にあたる。
斎藤さんは「町民の方と直接関わる機会があり、地域のために働いている実感がある。少しでも役立ちたい」と話す。町は「地域の魅力が伝わり、うれしい。経験を生かして活躍してほしい」と期待する。
法人は全国の学生らで組織する。同町では13年の豪雨災害の支援活動を機に地域に携わっている。