日本舞踊、指先まで美しく 藤枝の藤生流竹生会 14日に発表会

 藤枝市内を拠点に活動する日本舞踊の流派「藤生流竹生会(ふじきりゅうちくぶかい)」の舞踊発表会(市新舞踊協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が14日午前9時半から、市民会館で開かれる。会員35人のうち7割を占める75歳以上のベテランメンバーと小中学生会員が力を合わせ、本番に向けて市内の交流センターなどで練習に励んでいる。

発表会に向け練習に励む出演者=藤枝市内
発表会に向け練習に励む出演者=藤枝市内


 発表会は26回目。会員が53プログラムに出演する。スローガンは「いつでも夢を」。年を重ねても夢を持ち続け、稽古に取り組んできた日頃の成果を披露する。藤生流家元の藤生彩治郎(本名・仲田俊夫)さん(73)の指導を受け、曲に合わせた動きや、足と指先の角度、ポーズなど細かい技術を磨いている。
 最年少の青島小3年の中桐佑宇さん(8)と西益津中3年の和田奏さん(14)は、それぞれ二つの演目に登場する。
 着物好きで稽古を休まず参加する中桐さんは「指先まで意識して頑張ってきたおかげで、きれいに踊れるようになってきた。(舞踊は)楽しい」と笑顔を見せる。
 藤生彩治郎さんは「コロナが収束に向かいつつある今、元気を与えられるような踊りを見せたい」と意気込みを語った。
 発表会は入場無料。

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