J2藤枝、Jリーグ「パブリック賞」 フットサルで交流

 Jリーグが全60クラブの社会連携活動の中から優れた取り組みを表彰する「シャレン!アウォーズ」で、J2藤枝MYFCが15日、パブリック賞を獲得した。同クラブ初の受賞。焼津市内の技能実習生らを対象にしたフットサル大会を開催し、コロナ禍で希薄になっていた交流を復活させたことが高評価を受けた。

「パブリック賞」を受賞したJ2藤枝の徳田航介代表=都内 ⓒJリーグ
「パブリック賞」を受賞したJ2藤枝の徳田航介代表=都内 ⓒJリーグ

 フットサル大会は同市内の水産関係などの事業者と協力して昨年11月に実施し、ベトナムやミャンマーなどから来日した技能実習生と日本人従業員合わせて約70人が参加した。表彰では「サッカーという世界共通言語の可能性を提示し、多文化共生の課題に取り組んだ」との講評があった。
 徳田航介同クラブ代表は「ホームタウンには多くの技能実習性が働いている。活動の輪を広げ、藤枝MYFCをハブに新しい交流の形をつくりたい」と意欲を新たにした。

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