おむすび中心の食事提供 藤枝・高洲にこども食堂 毎月第2土曜開催、居場所づくり目指す

 藤枝市で地域貢献に取り組むNPO法人結び家(戸塚結花理事長)は13日、同市高洲地区にこども食堂「お結び」をオープンした。おむすびを中心とした食事の提供を通じ貧困や孤食の問題を抱える家庭の子どもや障害者、高齢者らの居場所づくりを目指す。

子どもたちに食事を提供するスタッフ=藤枝市高洲のこども食堂「お結び」
子どもたちに食事を提供するスタッフ=藤枝市高洲のこども食堂「お結び」


 藤枝や焼津、静岡各市から集まったボランティアらが毎月第2土曜の午後3~6時に開催する。メニューは無農薬の玄米を使ったおむすびに、月替わりの副食を添える。食堂は同市高洲の就労支援事業所を日借りして運営する。子ども無料、大人300円。
 初日は清流館高の生徒や静岡産業大の学生らも手伝いに駆け付けた。スタッフは午後3時のオープン前から、おむすびや唐揚げ、卵焼きなどを作り、パックに詰める作業で大忙し。オープン後は家族連れが続々と訪れ、スタッフから食事を受け取った。お菓子すくいやマジックショー、遊びコーナーも企画され、食堂は子どもたちの明るい声でにぎわった。
 戸塚理事長は「1人でも多くの方に足を運んでもらい、食の楽しさを知ってみんなで笑顔になってほしい」と話した。今後は市内外で食堂を増やす方針。
 (藤枝支局・青木功太)

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