中野市長「浜松から地方創生」 就任後初議会

 浜松市の中野祐介市長は16日、就任後初議会となる市議会5月定例会本会議であいさつに立ち、市政運営の基本方針として「浜松から地方創生に取り組む。浜松をもっと元気にし、明るい未来を築くため、全力を尽くす」と述べた。

初の浜松市議会本会議であいさつする中野市長=同市議会
初の浜松市議会本会議であいさつする中野市長=同市議会


 中野市長は浜松市の魅力として豊かな自然や厚い産業基盤、温暖で暮らしやすい気候風土、人柄に根付くやらまいか精神などを挙げ、「全国のどこにも負けない魅力があり、大きなポテンシャルを持つ。ポテンシャルを生かして人口減や少子高齢化の流れを食い止め、転換を図る」と強調した。地方創生とともに、安心安全な都市基盤の構築、持続可能な浜松の実現に取り組む方針も示した。
 また、行政区再編に伴う来年1月1日の新3区移行を契機に、改めて市未来ビジョンで示した都市将来像「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」の実現を目指すため、「市民が浜松の現状や将来に関心を持ち、積極的に関わってもらえるよう、市民の声に耳を傾け、情報発信に努めたい」と語った。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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