新たな一歩、藤枝で学び 市民大学の第2期開講

 藤枝市は19日夜、昨年度創設した藤枝市民大学の第2期を開講した。一般教養とリカレント(学び直し)教育、資格取得の3コースに前年比31人増の市内外から計542人が受講する。同日はリカレント教育コースの初回講義に先立ち、市産学官連携推進センターで開講式を行った。

北村市長(左)から学生証と大学バッジを受け取る学生代表者=藤枝市産学官連携推進センター
北村市長(左)から学生証と大学バッジを受け取る学生代表者=藤枝市産学官連携推進センター


 本年度は各コースで講義数を第1期の6から10に拡充。試行的に取り組んでいた資格取得コースを本格的に実施し、受講して資格を取得した学生に報奨金1万円を贈る制度を創設した。スキル習得を生涯にわたって証明する世界標準規格の「学習歴のデジタル証明(オープンバッジ)」の発行は、リカレント教育コースに加え、一般教養コースの履修者を対象とする。生涯学習履歴の可視化に関する共同研究も文部科学省と進める。
 開講式で学長を務める北村正平市長は「ここにしかない学びを体感し、大切な人生に新たな一歩を踏み出してほしい」と激励し、学生代表者に学生証と大学バッジを手渡した。
 リカレント教育コースの初回講座は約60人が受講し、ソフトバンク公共事業推進本部の柏木陸照本部長が「激変するデジタル社会の中でのビジネスの方向性」と題して講演した。
 20日は藤枝市民大学を運営する静岡産業大の藤枝キャンパスで一般教養コースが開講する。
 (藤枝支局・青木功太)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞