浜松食材で元気モリモリ「栄養はなまる弁当夏の陣」 パワーフード弁当第10弾

 浜松市内の食に関する団体や社会福祉法人などが地元産食材を使ったフレイル(虚弱化)予防弁当や、免疫力アップを意識した健康食を開発し、24日、市役所でお披露目した。官民連携で「予防・健幸都市」の実現を目指す浜松ウエルネスプロジェクトの取り組みの一環。6月1日から販売、提供し、市民の健康増進に一役買う。 

中野市長(左から2人目)に浜松パワーフード弁当「20品目の風味豊かな栄養はなまる弁当 夏の陣」を紹介する関係者ら=浜松市役所
中野市長(左から2人目)に浜松パワーフード弁当「20品目の風味豊かな栄養はなまる弁当 夏の陣」を紹介する関係者ら=浜松市役所

 浜松パワーフード学会や聖隷福祉事業団などが発表したのは、フレイル予防を支援する「浜松パワーフード弁当」の第10弾「20品目の風味豊かな栄養はなまる弁当 夏の陣」。関係者らが中野祐介市長と一緒に昼食を取りながら新弁当を紹介し、思いを伝えた。
 メニューは「浜松産米の鮭(さけ)わかめゆかりご飯」「浜松産野菜のグリル おろしソース添え」など8種で、昨年の夏の陣弁当からリニューアルした。20食材のうち、米やミニトマト、鶏肉など13食材は栄養価の高い地元産「浜松パワーフード」を使用する。
 監修は初回から携わる同事業団の管理栄養士が務めた。素材の味や風味を生かし、塩分はわずか2・9グラムに抑えた。食感にメリハリをつけて満足感のある逸品に仕上げ、フレイル予防に役立つ10食品群も全て盛り込んだ。1食600キロカロリー。
 累計12万食を売り上げる人気シリーズ。仕出し料理「竹泉」(浜北区)が製造し、遠鉄ストア全33店で販売する。税込み678円。
 中野市長は「フレイル予防は食べることから始まる」と強調した上で「弁当は素材が良く、味もしっかりしている。塩分が抑えられているとはとても思えない」と舌鼓を打った。

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