静岡県内産「葵美人」苗植え付け 浜松の飯田小3年生が体験

 浜松市南区の飯田小は26日、40年以上続く恒例行事の「田植え体験」を同校近くの水田で行った。3年生約90人が参加し、広さ約450平方メートルの田んぼで作業に汗を流した。

丁寧にもち米の苗を植え付ける児童ら=浜松市南区飯田町(写真の一部を加工しています)
丁寧にもち米の苗を植え付ける児童ら=浜松市南区飯田町(写真の一部を加工しています)

 米を育てる大変さを体験し、米の貴重さやありがたみを学ぼうと授業の一環で行っている。児童は地元農家杉山達雄さん(74)ら指導員から「まっすぐに引かれたひもの上に印がある。そこに苗を置いて」などとアドバイスを受けた。
 水を張った田で、泥のぬかるみに足をとられながらも、県内産「葵美人」のもち米の苗を丁寧に植え付けた。田植えに初挑戦した杉本朔久さん(8)は「足を入れたら膝まで泥がくるくらい深くてびっくりした」と興奮気味に話した。
 同校は9月下旬に稲刈り、12月上旬に餅つきを計画している。
 (浜松総局・小林千菜美)

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