浜松市、新野球場の用地買収に10億円 全体では40億~50億円

 浜松市は26日の市議会大型公共施設建設特別委員会で、県が同市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する野球場の用地約8・9ヘクタールの買収費用が約10億円に上ることを明らかにした。
 市公園課によると、野球場を含む同地区東側全体(約24ヘクタール)の用地買収費用は40億~50億円程度になる見通し。県と市で費用負担についての正式な取り決めはないが、野球場に関しては市が用地を取得し、県が施設を建設することも視野に調整が進められている。
 同市は市議会、浜松商工会議所、市自治会連合会で期成同盟会を結成し、プロ野球が開催可能な2万2千人規模のドーム型球場の実現を川勝平太知事に要望している。
 県は野球場の構造に関して、詳細な需要予測や民間資金活用の可能性を探る調査を優先的に進めるため、基本計画の策定スケジュールを遅らせ、2024年6月に公表する意向を示している。

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