⚽藤枝MYFC、決定力欠く 群馬とスコアレスドロー サッカーJ2第18節

 明治安田J2リーグは28日、各地で第18節の9試合が行われ、藤枝は群馬と0-0で引き分けた。

群馬―藤枝 後半、シュートを放つ藤枝・徳永(左端)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 後半、シュートを放つ藤枝・徳永(左端)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 後半、相手に囲まれながらドリブルで切れ込む藤枝・徳永(中央)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 後半、相手に囲まれながらドリブルで切れ込む藤枝・徳永(中央)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 前半、ファインセーブする藤枝GK・上田(左)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 前半、ファインセーブする藤枝GK・上田(左)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 後半、シュートを放つ藤枝・徳永(左端)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 後半、相手に囲まれながらドリブルで切れ込む藤枝・徳永(中央)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)
群馬―藤枝 前半、ファインセーブする藤枝GK・上田(左)=群馬・正田スタ(写真部・小糸恵介)

 ①正田スタ▽観衆3854人
 群馬 8勝4分け6敗(28) 0(0―0 0―0)0 藤枝 7勝3分け8敗(24)

 【評】藤枝は決定力を欠き得点を奪えず、群馬と引き分けた。
 前半開始からボールを保持して攻め込んだ。11分にはMF徳永が決定機を迎えたが、DFのシュートブロックに遭った。
 後半もボール支配率で上回り、28分にはコーナーキックからDF川島が頭で合わせたが、GKに阻まれた。
 守備面では前後半ともにピンチを招いたが、GK上田が好セーブを連発。DF陣も集中力を切らさず、敵地で勝ち点1を得た。
 上田好セーブ連発  群馬の組織的守備を崩せず今季初のスコアレスドロー。超攻撃的スタイルを掲げる藤枝は不完全燃焼に終わり、須藤監督は「ゴールへの迫力、質、思い切りが課題」と上位に食い込むため必要な要素を端的に指摘した。
 前半20分までは思い通りの展開かと思われた。敵陣内でパスを回し、シャドーストライカーの岩渕、徳永らが続けて惜しいシュートを放った。
 しかし、好機を逃すと、次第に膠着(こうちゃく)状態に。意図的にプレス位置を低く設定して自陣のスペースを埋める相手に対し、久保、榎本の両ウイングバックが突破力を発揮できず、攻めあぐねた。徳永は「ミドルシュートやサイドとのコンビの精度を高めないと。チームも個人も成長の糧にしたい」と口元を引き締めた。
 攻め続けたが、後半のシュートは4本どまり。久保は岩渕と入れ替わって中にカットインするプレーも見せたが得点を奪えず、「相手のやり方を見て、試合中にチーム全員で修正できないと上位にいけない」と反省した。
 ただ、前節徳島戦に続き2試合連続で無失点に抑えた守備は評価できる。スーパーセーブでチームを救ったGK上田は「失点0を継続できたのは自信になる」とした上で、「引いて守る相手をどう崩すか。最終ラインからの攻撃の組み立てを改善したい」と次節以降を見据えた。
 (寺田拓馬)

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