⚽清水桜が丘、4年ぶり決勝進出 静岡県高校総体サッカー準決勝

 静岡県高校総体のサッカー男子準決勝は28日、清水桜が丘が2―1で清水東を倒して4年ぶりの決勝進出を決めた。

清水桜が丘―清水東 後半、前線にパスを出す清水桜が丘の沢野(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
清水桜が丘―清水東 後半、前線にパスを出す清水桜が丘の沢野(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
清水桜が丘―清水東 後半、相手の攻撃を防ぎに行く清水桜が丘の木村(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
清水桜が丘―清水東 後半、相手の攻撃を防ぎに行く清水桜が丘の木村(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
清水桜が丘―清水東 後半、前線にパスを出す清水桜が丘の沢野(左)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
清水桜が丘―清水東 後半、相手の攻撃を防ぎに行く清水桜が丘の木村(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)


▽男子準決勝
清水桜が丘 2(2―0 0―1)1 清水東
▽得点者【桜】柴田(沢野)木村(沢野)【東】藤島(望月)

 【評】清水桜が丘が粘る清水東に競り勝った。清水桜が丘は前半2分、沢野のCKを柴田が頭で合わせて先制。35分にも沢野のCKを木村が押し込んで追加点を奪った。後半はPKを決められず、相手に追い上げられたが、逃げ切った。
 清水東は前半から右サイドを崩してクロスを上げたが、ゴール前での精度を欠いた。後半25分に藤島のゴールで追い上げたが、前半の失点が響いた。  得意CK 2発 桜が丘「東」下す
 伝統校同士の清水対決を制したのは、清水桜が丘だった。
 前半に清水桜が丘が奪った2点は、ともにCKを頭でねじ込んだゴールだ。片瀬監督はセットプレーについて「形ばかりの練習しかやっていない」と謙遜するが、徹底させているのは「相手よりも先に飛ぶこと」だ。
 決勝点となる2点目を奪ったDF木村は「CKはチームとして自信を持っている」と胸を張る。172センチのがっちりとした体で空中戦に競り勝ち、今大会CKだけで4得点。守備でも読みの速さを生かして相手の追い上げを断ち切った。
 CKで2本のアシストをマークしたMF沢野は「中にうまい選手がいる。決まったところに蹴るだけ」と涼しい顔で言った。空中戦にめっぽう強い仲間を信じた証拠だろう。
 昨季チームはプリンスリーグから降格したが、今季県Aリーグで首位を走る。ここまでプリンス勢との対戦はないが、決勝では最高峰プレミアリーグ西地区首位の静岡学園が待ち受ける。「ここまで来たら優勝したい」と沢野。4年ぶりの頂点へ照準を合わせる。

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