⚽静岡学園、飛龍振り切る 静岡県高校総体サッカー準決勝

 静岡県高校総体のサッカー男子準決勝は28日、静岡学園が3―2で飛龍を振り切り2年ぶりの決勝進出を決めた。

静岡学園―飛龍 前半、ドリブルで攻め込む静岡学園の神田(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
静岡学園―飛龍 前半、ドリブルで攻め込む静岡学園の神田(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
静岡学園―飛龍 後半22分、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ静岡学園の神田(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
静岡学園―飛龍 後半22分、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ静岡学園の神田(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
静岡学園―飛龍 前半、ドリブルで攻め込む静岡学園の神田(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)
静岡学園―飛龍 後半22分、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ静岡学園の神田(中央)=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・久保田竜平)


 ▽男子準決勝
静岡学園 3(1―0 2―2)2 飛龍
▽得点者【静】神田(なし)高田(なし)神田(山下)【飛】山本(岡田)尾崎(鈴木颯)


 【評】静岡学園が飛龍を振り切った。立ち上がりから押し気味に進めた静岡学園は前半8分、CKのこぼれ球を神田が押し込んで先制。後半5分には高田がPKを蹴り、一度はGKにはじかれたが、ねじ込んで追加点を奪った。1点差に迫られた22分、ゴール前に神田が詰めて再び突き放した。
 飛龍はカウンターで相手を脅かした。後半17分、CKを山本が頭で合わせた。終了間際にも尾崎が決めたが、及ばなかった。  静学、本領の3点目
 静岡学園のギアが上がったのは1点差に迫られた後半だ。勝負を決めたのは3点目。自慢のパスワークが機能し始め、最後はゴール前の混戦から、FW神田がこの日自身2点目を挙げて突き放した。「3点取って勝つのが目標だった」。準々決勝でハットトリックを達成した点取り屋は、最後まで攻めの姿勢を崩さなかった。
 高校最高峰のプレミアリーグで戦う静岡学園に対し、飛龍は県Bリーグ。相手がゴール前を固めてくるのは織り込み済みだった。「それでも点を取らないといけない」。背番号9のストライカーは2得点に胸を張った。
 攻撃陣は結果を出したが、2失点を許したのは修正点だ。GK中村圭主将は「ゼロで抑えられなかったのは課題。決勝は結果にこだわりながら内容も良くなればいい」と2年ぶりの夏の大舞台を見据えた。

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