浜松で国内初の総会 6月2、3日 国際音楽コン世界連盟

 浜松国際ピアノコンクール(浜松市など主催)が加盟する国際音楽コンクール世界連盟(本部・スイス)は6月2、3日、同市中区のアクトシティ浜松コングレスセンターで総会を開く。日本での開催は初めて。総会を前に30日、同連盟理事で、浜松国際ピアノコンクール審査委員長を務める小川典子さんが市役所に中野祐介市長を訪ね、開催内容などを説明した。

国際音楽コンクール世界連盟の総会について中野市長(右)に説明する小川さん=浜松市役所
国際音楽コンクール世界連盟の総会について中野市長(右)に説明する小川さん=浜松市役所

 小川さんは、各国の加盟コンクールから約75人が参加し、ヤマハや河合楽器製作所など世界的なピアノメーカー5社によるパネルディスカッションを予定していることなども紹介。その上で、「コロナ禍の前より大規模で、素晴らしい総会になると確信している。参加者も浜松の食べ物を楽しみにしている」と伝えた。
 中野市長は「浜松国際ピアノコンクールもここまで成長できた。参加者の皆さんに浜松の食を堪能してほしい」と応じた。
 同連盟は国際的な音楽コンクール間の情報共有や水準の維持を目指し、公募方法や審査規定、運営組織に関する基準を定めている。現在は世界120以上のコンクールが加盟する。浜松での総会は2020年に予定されていたが、新型コロナの影響でオンライン開催になった。今回に向けて、改めて開催の打診があったという。

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