舞阪小児童 浜名湖の自然学ぶ アマモ場観察
浜松市西区の舞阪小はこのほど、浜名湖でアマモ場の観察を行った。総合学習の一環で、地元の自然環境の現状を学ぼうと5年生約80人が参加した。
児童は網を片手に勢いよく波打ち際へ向かい、カニやヤドカリなど磯の生物を観察したほか、近年の浜名湖の環境の変化で海草「アマモ」が減少している実態の説明を受けた。
アマモは「海のゆりかご」とも呼ばれ、魚の産卵や子育ての場になるなど、水中で重要な役割を担っている。児童は観察体験を通じて、環境保全の大切さについて理解を深めた。
祖父とほぼ毎日、浜名湖に通っているという河合正太郎君(10)は「カニやハゼをたくさん観察できた。アマモも見つけたけど、元気がなく弱っていた。ごみが魚に与える影響について調べてみたい」と話した。
同校では今後、それぞれの児童が興味を持ったテーマを調べ、発表することにしている。
(浜松総局・小林千菜美)