「面白い」「不快」性的な言葉の意味考え話し合う 藤枝・西益津中で性教育授業

 藤枝市立西益津中は9日、1年生約80人を対象に性教育授業を同校で開いた。長年にわたって性教育や男女共同参画の推進に携わってきた元公立中学校教諭の山下泰さん(70)が作成した授業案を基に、生徒は性的な言葉の意味を考えた。

山下さん(中央)の授業案を基に、性的な言葉の是非を考える生徒=藤枝市立西益津中
山下さん(中央)の授業案を基に、性的な言葉の是非を考える生徒=藤枝市立西益津中
山下さん(中央)の授業案を基に、性的な言葉の是非を考える生徒=藤枝市立西益津中
山下さん(中央)の授業案を基に、性的な言葉の是非を考える生徒=藤枝市立西益津中
山下さん(中央)の授業案を基に、性的な言葉の是非を考える生徒=藤枝市立西益津中
山下さん(中央)の授業案を基に、性的な言葉の是非を考える生徒=藤枝市立西益津中

 同校は5月にアンケートを行い、意味も分からず性的な言葉を口にする生徒が多いことなどが分かった。正しい知識を学んでもらうために山下さんの協力を得て授業を企画した。
 生徒は、クラスごとに担任教諭から体と心の成長の時期を示す思春期について説明を受けた上で、学校や教室内で性的な言葉が聞こえることの是非を話し合った。「面白い」「大人に近づいている」などの肯定意見が上がった一方で、「不快」「気まずい」といった否定要素もあった。
 参加した岡谷直汰郎さん(12)は「性的な言葉を知るのは悪くないが、良くないこともあると知った。今後の生活で行動と発言に気を付けたい」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞