ふるさと赤佐の歴史“発見” 浜松市浜北区の児童ら100人 遺跡や瓦窯跡巡る

 浜松市浜北区の赤佐小6年生約100人が13日、地元の歴史を学ぶ授業「赤佐ふるさと探検」を同校学区で行った。3グループに分かれ、ボランティア「遠州山辺の道の会」の会員7人と一緒に、岩水寺境内で発見された旧石器時代の「根堅遺跡」や、大量の瓦が出土した遠江最古の「篠場瓦窯跡」などを巡った。

児童に根堅遺跡について説明する酒出さん(左)=浜松市浜北区
児童に根堅遺跡について説明する酒出さん(左)=浜松市浜北区


 根堅遺跡を訪れたグループは、同会の酒出昭敏さん(66)が解説を担当した。酒出さんは1960年頃に同遺跡で発見された本州最古の人骨化石「浜北人骨」について、石灰岩の採掘中に発見されたと紹介。発見後も採掘が続いたために現場が保存されていないことなども説明した。
 山田悠生君(11)は「岩水寺などの存在は知っていたけど、歴史的に大事なところであったことは知らなかった」と振り返った。

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