藤枝市 岡部町内谷に新工業用地 企業誘致へ整備方針 

 藤枝市は14日、企業立地の推進に向け、同市岡部町内谷地区に新たな工業用地を整備する方針を示した。北村正平市長が市議会6月定例月議会で岡村好男氏(藤のまち未来)の一般質問に答えた。

 計画は国道1号藤枝バイパス広幡インターチェンジ(IC)近くの横内・三輪工業団地に隣接する約5・4ヘクタールの土地を候補地としている。地元住民や土地所有者との合意形成を進め、県の協力を得て開発可能性詳細調査を実施する予定。
 市は2021年度、広域アクセス性の高い市東部の新東名高速道藤枝岡部ICに直結する高田地区に10・2ヘクタールの工業団地を完成させ、全6区画に企業の進出が決定した。現在は順次、工場や物流拠点の整備と稼働が進む。
 企業の新規立地により、市の23年度の固定資産税額は過去最高の98億円台に達する見通し。市東部を中心に進出意向のある企業からの引き合いが強いのを踏まえ、北村市長は「新たな工業用地を早期に確保する必要がある」と述べた。
 (藤枝支局・青木功太)

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