浜松市議会 代表質問 天竜区役所に本庁部署 市長、来年1月担当課長配置へ

 浜松市議会5月定例会は16日、本会議を再開し、鳥井徳孝(自民党浜松)、斉藤晴明(市民クラブ)、黒田豊(公明党)、関イチロー(創造浜松)の4氏が代表質問を行った。5月に就任した中野祐介市長にとっては今回が市議会との初の論戦。中野市長は行政区再編に伴う2024年1月1日の新3区移行時、中山間地域振興を所管する本庁部署を天竜区役所内に移設し、担当課長を新たに配置する方針を示した。鳥井氏に対して答えた。

浜松市役所
浜松市役所

 区内全域が中山間地域の天竜区では、人口減少が進む集落の維持、林業の再生、保健福祉や医療の確保、防災など地域固有の課題が山積している。市はこれらの課題に対応した施策を現場により近い場所で推進するため、これまでに天竜区に区政担当副市長を配置する方針を決定していた。この体制をより機能させるために所管本庁部署を移す方針を決めたという。
 中野市長は自身が陣頭指揮を執る中山間地域振興に対し、機敏に対応できる体制を整える狙いも示した上で、「新たな中山間地域振興計画で市の基本方針を定め、区と連携した本庁組織として現場の近くで住民の声を伺いながら着実に事業を進めていく」と述べた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞