⚽藤枝MYFC 大量4失点、熊本に惨敗 J2リーグ第21節

 明治安田J2リーグは17日、第21節の試合を行い、藤枝は熊本に0-4で敗れた。

藤枝―熊本 前半終了間際、熊本・松岡(中央右)に4点目を許し、肩を落とす藤枝イレブン=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・二神亨)
藤枝―熊本 前半終了間際、熊本・松岡(中央右)に4点目を許し、肩を落とす藤枝イレブン=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・二神亨)
藤枝―熊本 後半、熊本・GK田代に突破を阻まれる藤枝・横山=藤枝総合運動公園サッカー場
藤枝―熊本 後半、熊本・GK田代に突破を阻まれる藤枝・横山=藤枝総合運動公園サッカー場
藤枝―熊本 前半、ゴール前のクロスに飛び込む藤枝・渡辺(左)=藤枝総合運動公園サッカー場
藤枝―熊本 前半、ゴール前のクロスに飛び込む藤枝・渡辺(左)=藤枝総合運動公園サッカー場
藤枝―熊本 前半終了間際、熊本・松岡(中央右)に4点目を許し、肩を落とす藤枝イレブン=藤枝総合運動公園サッカー場(写真部・二神亨)
藤枝―熊本 後半、熊本・GK田代に突破を阻まれる藤枝・横山=藤枝総合運動公園サッカー場
藤枝―熊本 前半、ゴール前のクロスに飛び込む藤枝・渡辺(左)=藤枝総合運動公園サッカー場

 ①藤枝サ▽観衆2134人
 熊本 8勝6分け7敗(30) 4(4―0 0―0)0 藤枝 8勝4分け9敗(28)
 ▽得点者【熊】大本(2)島村(2)粟飯原(4)松岡(3)

 【評】藤枝は前半に4失点し、熊本にホームで惨敗した。
 前半は球際で競り負けた。16分に左サイドを崩され先制点を許すと、直後にもパスミスから失点。流れを取り戻せないまま、40分と46分にも立ち続けにゴールを許した。
 後半は選手を入れ替え一転攻め続けた。27分には途中出場のFW矢村、33分にもMF榎本が決定機を迎えたが得点を奪えず、終了間際にも矢村が惜しいシュートを放ったが、無得点に終わった。

リーダー不在 前半4失点
 もろさをまた露呈した。悪い流れを断ち切れず、前半4失点。「相手の圧力をもろに受け、大事な試合をぶち壊してしまった」。須藤監督は会見場の机をたたいて悔しがった。
 失点の仕方に問題があった。先制点を許した直後、MF岩渕の不用意なバックパスから失点。その後、攻め込んだが得点できず、リスク管理がおろそかになって前半終了間際、さらに2失点した。
 東京V、清水戦の0―5に続く大敗。副主将のCB川島は「同じことを繰り返している」と悔やんだ上で、「パスをつなぐのか、長いボールで相手をひっくり返すのか、チームで意思統一ができなかった」と反省した。
 後半は相手が守りを固めたのもあるが、一方的に攻めた。交代で入ったMF河上、DF工藤らが鋭い寄せと前への推進力を見せ、後半だけでシュート12本。途中出場でリーグ戦デビューを果たしたMFペドロは「持ち味は出せた。もっと体の強さを上げたい」と手応えを示した。
 ただ、得点は奪えず、今節でリーグ前半戦を終えて8勝4分け9敗。杉田主将がけがで今季絶望となっている中、後半戦に向けた課題は明らかで、指揮官は「ピッチ上でリーダーとなる存在が必要」と指摘する。
 求められるのは声だけでなく何をすべきか行動で発信する選手。背番号10の横山は「プレーで引っ張る度胸が自分にはある。今日の教訓をどう生かすか、これから先の戦い次第」と前を見つめた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞