静岡県選管任命「パートナー」 若者投票率向上へ団結式 県庁

 静岡県選挙管理委員会と県明るい選挙推進協議会は17日、本年度の選挙啓発ボランティア「若者選挙パートナー」の初顔合わせとなる団結式と企画・交流会「Vote(ボート)カレッジ」を県庁で開いた。公募を経て任命された高校生と大学生計19人のうち11人が出席し、若者の投票率向上策などについて意見交換した。

若者の投票率向上策などについて意見を交わした「Voteカレッジ」=県庁(写真の一部を加工しています)
若者の投票率向上策などについて意見を交わした「Voteカレッジ」=県庁(写真の一部を加工しています)

 3日に開催予定だった任命式が大雨で中止となり、代替として団結式を開いた。任期は2024年3月末までで、次期衆院選などに向け、若者の視点で啓発活動に取り組む。
 同パートナーを代表し、東海大海洋学部2年の田辺一花さん(21)=静岡市清水区=は「今まで選挙に興味がなかった人の投票意識が少しでも前向きになるよう呼びかけをしたい」と抱負を述べた。県選管の山岸達生書記長は「若者の心に響かせるには同世代の皆さんの力が必要。大胆なアイデア、思い切った行動力を期待する」と激励した。
 企画・交流会では出席者が自己紹介し、高校などでの選挙出前授業やSNSを使った啓発などに取り組む方針を確認。今後も月1回程度開催する予定とした。

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