⚽磐田 MF古川 ルヴァン杯札幌戦今季初ゴール 決勝弾「いい感触」 守備貢献度も格段に

 J2磐田のMF古川陽介(19)=静岡学園高出=が18日のルヴァン杯J1札幌戦で今季初ゴールを決めて勢いに乗る。ドリブルからゴール前に切り込む得意の形で決勝点を奪い「いい感触をつかめている」。25日の熊本戦でリーグ戦は折り返しを迎えるが、勝負の後半戦へ「インパクトを残せるようにやる」と決意をにじませる。

ルヴァン杯札幌戦で今季初ゴールを挙げて勢いに乗る磐田の古川(右)=ヤマハ大久保グラウンド
ルヴァン杯札幌戦で今季初ゴールを挙げて勢いに乗る磐田の古川(右)=ヤマハ大久保グラウンド

 5月のリーグ戦6試合は途中出場ながら、中盤左の切り札で出場時間を伸ばしていたが6月は出場なし。そんな鬱憤(うっぷん)がたまった状態で先発した札幌戦で本領を発揮した。同点に追い付き迎えた後半40分。ペナルティーエリア左でパスを受けると、中央へカットイン。右足を振り抜いて鮮やかにゴール右に突き刺した。ドリブラーの理想のゴールに横内監督は抱擁して喜びを表現した。
 守備での貢献度も開幕当初よりも格段に増した。これまでは必死に追いかけて反則で止める場面が目立ったが改善した。「高い強度で動き続けられる距離が伸びた」と自らの成長を実感する。
 6月に入り、同期入団のMF藤原(磐田ユース出)がリーグ戦で2試合連続スタメン出場し、定位置をつかみつつあるのも刺激を受けた要因だ。「もちろん意識し合っている」というライバルだが、多くのパスを供給してくれる信頼関係はチームに好循環を生む。
 次戦の熊本戦へ「プレスのかけ方が鍵」とポイントを挙げる。藤枝戦の前半で4点を挙げた勢いを警戒し「先制点が大事になる」。今度はリーグ戦で初得点を奪うつもりだ。

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