アユ取れた! 浜松の園児 プールでつかみ取りに挑戦
浜松市中区の松城幼稚園の園児約35人が23日、園庭のプールでアユのつかみ取りに挑戦した。体長20センチほどのアユを懸命に追いかけ、捕まえた後は保護者が調理した塩焼きを味わった。プール開きの時期に合わせて25年以上前から、命や食の大切さを学ぶ一環で行っている。
市内の養殖業者から買い付けた55匹がプールに放たれた。園児は大はしゃぎで水に入り、元気よく泳ぐアユに苦戦しながらも、手を伸ばして捕獲した。「取れた」と水の中から園児がアユを持ち上げるたびに、保護者や教員から大きな歓声が上がった。
3匹を取った岩口昌寿君(6)は「ヌルヌルしていて、つかむのが大変だった」と笑顔で話した。