大木(飛龍)大会新V 男子400自 静岡県高校総体・競泳

 偉大な先輩を超えた。男子400メートル自由形で大木(飛龍)は前年の全国総体400メートル個人メドレー覇者杉山大晟(中京大1年、飛龍高出)が残した大会記録を2秒以上更新。「背中を追い続けることでタイムが伸びている」と会心の笑みを浮かべた。

男子400メートル自由形決勝3分53秒95の大会新記録で優勝した大木優瑠=県富士水泳場(写真部・二神亨)
男子400メートル自由形決勝3分53秒95の大会新記録で優勝した大木優瑠=県富士水泳場(写真部・二神亨)
男子400メートル自由形決勝3分53秒95の大会新記録で優勝し、ガッツポーズの大木優瑠=県富士水泳場(写真部・二神亨)
男子400メートル自由形決勝3分53秒95の大会新記録で優勝し、ガッツポーズの大木優瑠=県富士水泳場(写真部・二神亨)
男子400メートル自由形決勝3分53秒95の大会新記録で優勝した大木優瑠=県富士水泳場(写真部・二神亨)
男子400メートル自由形決勝3分53秒95の大会新記録で優勝し、ガッツポーズの大木優瑠=県富士水泳場(写真部・二神亨)

 前年も全国総体に400メートルで出場したが、予選8位同タイムで泳ぎ直しのスイムオフに敗れて決勝進出を逃した。「レース1本ずつの大切さを思い知った」。この日は予選から集中し、決勝もライバルの2位鈴木(浜松商)に8秒以上の大差を付けた。
 悔しさをバネに練習から自分の泳ぎを分析し、自ら修正する力を付けた。「去年はフォームを崩すことが多かったが、今は誰にも負けない自信がある」。泳ぐたびに自己ベストを更新し、2週間前の東部地区大会から1秒以上記録を縮めた。
 前日の1500メートルも自身が前年出したタイムを上回る大会新。最終種目の800メートルリレーでもアンカーを務めて200メートルを1分51秒台で泳ぎ、別格のスピードを見せつけた。
 3日間で個人とリレー合わせて泳いだ距離は計4500メートル。「疲れがあっても記録を出せた。全国総体でも圧倒的な力を示し、個人2種目を制覇したい」。静岡の高校生エースは決意を新たにした。

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