オームステッドの功績や成果を紹介 浜松・中区で出版記念講演会

 湖西市に拠点を持つまちづくりコンサルティング会社「ヴォンエルフ」の平松宏城社長=東京都在住、浜松市出身=が翻訳した「オームステッド セントラルパークをつくった男」(学芸出版社)の出版記念講演会がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。「脱炭素から自然資本へ」をテーマに平松社長と京都大大学院の諸富徹教授が講演した。

オームステッドについて語る平松社長=浜松市中区のアクトシティ浜松
オームステッドについて語る平松社長=浜松市中区のアクトシティ浜松

 オームステッド(1822―1903年)はニューヨークのセントラルパークなどの設計に携わった米国の造園家。伝記を翻訳した平松社長はオームステッドの功績や成果を紹介し、「都市は生まれ変わらせることができる。浜松や湖西市とまちづくりをしたい」と語った。諸富教授は脱炭素化の潮流を紹介した。脱炭素化の取り組みは、かつてはコストと考えられていたことを指摘し、「現在は脱炭素化を進めないと急速に競争力を失う世界になった」と強調した。
 講演会は地元経営者有志らが発起人となり湖西市で古民家カフェを営む合同会社ロンポワンが主催した。

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