「大きく元気に育ってね」ヒラメの稚魚放流 浜松・舞阪小児童

 浜松市西区の舞阪小の児童が30日、同区の弁天島海浜公園でヒラメの稚魚を放流した。日本釣振興会県支部(石黒衆支部長)が企画し、船と陸から計1万匹を放った。

ヒラメの稚魚を放流する児童=浜松市西区の弁天島海浜公園(浜松総局・山川侑哉)※画像の一部を加工しています。
ヒラメの稚魚を放流する児童=浜松市西区の弁天島海浜公園(浜松総局・山川侑哉)※画像の一部を加工しています。

 水産資源が減少する浜名湖の現状を学ぼうと、3年生約70人が参加した。石黒支部長は、ヒラメは寿命が長くないことや成長が早いことを説明した。児童は体長5センチほどの稚魚が入ったバケツを手に、陸から波打ち際に移動し、浜名湖に1匹ずつ丁寧に送り出した。平田華さん(9)は「ヒラメが大きく元気に育ってほしいと願いを込めた」と語った。
 同支部は県内各地でマダイやヒラメなどの稚魚を放流していて、今回で14回目。コロナ禍を経て3年ぶりに子どもたちとの放流活動を行った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞