その目は次のW杯へ もう一回出て活躍したい サッカー代表伊藤

 サッカー日本代表のDF伊藤洋輝(24)=シュツットガルト、磐田ユース出=が1日、取材に応じた。2026年に北中米で行われるワールドカップ(W杯)に向け「まずは自チームで活躍してこそ選ばれる。W杯にもう一回出て活躍したい思いはある」と意気込みを語った。

ペルー戦の前半、先制ゴールを決める伊藤洋=大阪・パナスタ(写真部・二神亨)
ペルー戦の前半、先制ゴールを決める伊藤洋=大阪・パナスタ(写真部・二神亨)

 -6月の国際親善試合ペルー戦で代表初ゴールを決めた。
 「スペースがあったのでいいところで球を受けた。思い切り振り抜いた。迷わなかったのが一番ゴールにつながった。三笘選手(ブライトン)にはマークが付いていた。ゴールの真ん中だったので振り抜けた」
 -昨季を振り返って。
 「個人的なパフォーマンスは安定感が増して自信も付いた。守備でより球を奪えるようになった。球を持った時の安定感が出てミスも減った。自分の武器であるゴールに向かうパスも出せた」
 -来季の目標は。
 「ステップアップできればしたい。いいオファーがあれば行きたい。ただチームで必要とされていることも分かっている。残留争いはもうしたくない。シーズン最後の戦い方をできれば10位ぐらいは狙える」
 -11月にはW杯アジア2次予選が始まる。
 「A代表のW杯予選はまだ経験していない。欧州組の移動はタフになる。その中で試合をこなさないといけない。センターバックの方が(サイドバックより)やりやすさはある。それは(森保)監督にも伝えている。ただどこで出てもチームの勝利に貢献できる選手にならなければ」
 -古巣の磐田には海外を目指す有望な若手が複数いる。
 「若いうちに欧州に行った方が成長の幅が広がる。欧州で活躍すれば評価も急激に上がるという実感はあった。現時点のサッカー界全体で見れば、早く欧州に行くべきと思う。厳しい部分もあるが、充実している」
 (聞き手=名倉正和)

 

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