大井川で水難事故対応や連携確認 志太消防本部が訓練

 志太消防本部は4日、藤枝市源助の大井川で水難救助訓練を実施した。水難救助班の隊員9人が、行楽シーズンを前に水の事故発生時の迅速な対応と連携を確認した。

ロープを使って要救助者役を救出する隊員=藤枝市源助の大井川
ロープを使って要救助者役を救出する隊員=藤枝市源助の大井川

 ウエットスーツとライフジャケットを着用した隊員は、流れてくる要救助者役に対してロープを的確に投げ、岸まで引っ張って救出した。川に流されないよう隊員同士で肩を組んで浅瀬を横断する訓練にも取り組んだ。
 同本部によると、昨年度は焼津市の海岸や藤枝市の瀬戸川など管内で8件の水難事故が起きたという。担当者は「夏はアウトドアでのレジャーを楽しむ機会が増えるが、事故を防ぐためには自然を甘く見ずに危険をきちんと認識し、計画を立てて行動することが大切」と呼びかけた。
 隊員は経験を積むために今後も訓練に励み、事故時の対応力を強化する。

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