⚽藤枝MYFC 勝負強さ見せ勝ち点3 J2リーグ第24節

 明治安田J2リーグは5日、各地で第24節の11試合が行われ、藤枝は敵地で岡山を3-2で下した。

岡山―藤枝 後半39分に試合を決める3点目を挙げ、気を吐く藤枝のMF久保(中央、24)=岡山・Cスタ
岡山―藤枝 後半39分に試合を決める3点目を挙げ、気を吐く藤枝のMF久保(中央、24)=岡山・Cスタ


②Cスタ(藤枝1勝1分け)▽観衆4254人
藤枝 10勝5分け9敗(35) 3(1―0 2―2)2 岡山 7勝12分け5敗(33)
▽得点者【藤】OG、岩渕(4)久保(4)【岡】柳(3)坂本(2)


 数的不利も勝ち点3
 大きな勝ち点3だ。藤枝は勝負強さを見せつけ、敵地で岡山に3-2で勝利。後半に退場者を出したが、30分間以上を数的不利で戦い抜き、須藤監督は「勝ちきった選手をたたえたい」とピッチに拍手を送った。
 互いに攻め合う激しい展開から先制点が生まれたのは前半30分、MF横山のクロス気味のシュートが相手DFのオウンゴールを誘った。後半11分の追加点は鋭いカウンター。MF横山からのパスをボランチ水野が右足外側で流し、最後はMF岩渕が仕留めた。
 しかし、17分にDF山原が得点機会阻止で一発退場。岡山の猛攻を受けたが、選手交代で守備陣形を整えてしのぐと、結果的に試合を決めたのは39分の右WB久保の得点。途中から出場したMF河上の浮き球のパスで裏に抜け出し、「人数が少なくても隙があればと狙っていた。最後のパワーを使った」と豪快にネットを揺らした。
 その後、2失点したが全員で体を張ってリードを守り切った。「勢いを一過性にせず、次のホーム甲府戦に向かいたい」。指揮官は試合後すぐ口元を引き締めた。

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