300人力合わせ巨大壁画 色紙10万枚使い文化祭テーマ表現 浜松東高

 浜松市東区の浜松東高で14日、1年生の生徒が制作した巨大壁画アートが校舎壁面に設置された。文化祭「浜東祭」で展示される恒例の“大作”で、ことしは6月の文化祭前後の天候が悪く、1カ月遅れのお披露目となった。

校舎の壁面に設置された巨大壁画アート=浜松市東区の浜松東高
校舎の壁面に設置された巨大壁画アート=浜松市東区の浜松東高

 壁画は縦約6メートル、横約10メートル。浜東祭のテーマ「桜花爛漫」をイメージし、校章をあしらったキツネのお面や扇子、桜などを組み合わせたデザイン。1年生約300人が協力して約10万枚という大量の色紙を点描画のように貼り合わせた。
 中心となってデザインを考えた美術部の永井実那さん(15)は「使用できる色の数が限られていたので、色決めに苦労した。満足のいく出来栄えに仕上がった」と話した。
 14日は生徒たちが見守る中、壁画が無事設置されると、拍手がわき起こった。19日まで掲示する予定という。
 (浜松総局・山川侑哉)

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