⚽藤枝MYFC 4失点、力の差実感 磐田と直接対決 J2リーグ第26節
失点があまりにも軽かった。藤枝は先制しながら前節に続く1-4の大敗。またしても勝負どころでの力の差を見せつけられ、須藤監督は「改めて1プレーの重さを実感した」と唇をかんだ。
前半は引き気味に守る相手に対し、DFラインから積極的に縦パスを入れて攻め込んだ。前線の3人のホットラインがつながった先制パンチは鮮やか。横山が頭で落としたボールから岩渕が1タッチでGKとDFの間に浮き球のパス。チャンスを逃さず、渡辺が左足で冷静に決めた。
しかしここから判断のずれが重なり、致命傷になった。19分にはエリア内でボランチ水野が裏を取られ、たまらず出した足が引っかかってPKを献上。前節に続いて前半追加時間にも失点して逆転を許すと、後半開始直後にも前線からのプレスに慌ててGK上田への無理なバックパスから3失点目。J2通算100試合出場を果たしたDF久富は「失点の時間帯が悪すぎる。耐えることができなかった」と反省した。
その後、攻撃的な選手を投入して攻め立てたが、決めきれずカウンターを食らって体力を失い、試合終盤にも失点。試合運びの拙さをどう克服するか。上位に行くための課題は明らか。次節ホーム金沢戦に向け、FW渡辺は「序列を変えると意気込んだが、物足りない内容だった。敗戦を糧に次へ準備したい」と気持ちを切り替えた。