競泳400メドレーリレー 女子・日大三島 一丸の2位/男子・浜松商 成長示す3位 東海高校総体

 東海高校総体の競泳は21日、浜松市総合水泳場で開幕した。静岡県勢は男女の400メートルメドレーリレー決勝で女子の日大三島が4分18秒67で2位、男子も浜松商が3分50秒14で3位に入り、それぞれ全国総体出場を決めた。女子50メートル自由形予選では鈴木月渚(飛龍)が25秒84の大会新を出し、22日の決勝に進んだ。

女子400メートルメートルメドレーリレーで2位に入り、表彰台で喜びを表現する日大三島の選手=浜松市総合水泳場
女子400メートルメートルメドレーリレーで2位に入り、表彰台で喜びを表現する日大三島の選手=浜松市総合水泳場
男子400メートルメドレーリレーで3位入賞して声援に応える浜松商の選手=浜松市総合水泳場
男子400メートルメドレーリレーで3位入賞して声援に応える浜松商の選手=浜松市総合水泳場
女子400メートルメートルメドレーリレーで2位に入り、表彰台で喜びを表現する日大三島の選手=浜松市総合水泳場
男子400メートルメドレーリレーで3位入賞して声援に応える浜松商の選手=浜松市総合水泳場

 競技は23日まで。各種目3位までと全国大会標準記録を突破した選手、チームが全国総体出場権を得る。

抜群の団結力 全国決勝狙う 日大三島
 抜群の団結力でチームベストを出した日大三島が女子400メートルメドレーリレーで県勢最高の2位。「目標の一つだった東海の表彰台に上がれてうれしい」。平泳ぎの田中は満面の笑みを浮かべた。
 県総体は磐田農に敗れて2着。雪辱を誓ってレースに臨んだ。自己ベストでチームを勢いづけたのは1泳で背泳ぎの中島。昨年個人種目でも全国総体に出場した実力者は「隣のコースを見ながら、ペースを落とさず泳ぎ切れた」と優勝した豊川(愛知)に食いつき流れをつくった。
 「調子が悪くて不安だったが、本番前に仲間が笑わしてくれ、リラックスできた」。バタフライの内藤は粘りの泳ぎ。アンカーで自由形の礒松も前を追いかけて2位を守った。
 昨夏も同じメンバーで全国標準記録を突破して東海を4位で抜けたが、インターハイは予選落ち。礒松は「このメンバーで全国に行くことに意味がある。1人1秒ずつタイムを伸ばし、決勝に残りたい」と大舞台での飛躍を誓った。

浜松商自信の表れ チームベスト更新
 個々の成長に確かな手応えをつかみ、浜松商が男子400メートルメドレーリレーで3位入賞を果たした。
 県総体で飛龍の7連覇を阻んで初優勝した自信がレースに表れ、チームベストを更新した。1泳で背泳ぎの岡田が周りに先行を許しても慌てず、平泳ぎの宮崎が猛追。「順位を気にせず、前半落ち着いて入って後半タイムを上げることができた」。県総体の個人2種目覇者は笑顔で自身の泳ぎを振り返った。
 ただ1人の1年生3泳バタフライの太箸で飛龍を逆転すると、「調子が良く、前半から飛ばした」とアンカーで自由形の鈴木がリレーでの自己ベストでゴール。鈴木は昨年の全国総体個人種目200メートルで予選9位と惜しくもA決勝を逃した。「今年は全国の頂点を目指したい」。あす以降のレースに向け、決意を新たにした。

 ◇男子◇
 ▽400メートルメドレーリレー ①中京大中京(愛知)3分46秒08③浜松商④飛龍☆⑧静岡城南☆
 ◇女子◇
 ▽400メートルメドレーリレー ①豊川(愛知)4分9秒62②日大三島⑤磐田農☆⑦浜松商☆⑨静岡商☆⑩伊豆伊東
 ※☆は4位以下で全国総体参加標準記録を突破した県勢

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