土橋(城南静岡高)連覇 新体操・静岡県ジュニア選手権

 第44回静岡県ジュニア新体操選手権(県体操協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は22日、草薙このはなアリーナで女子個人を行った。個人総合で土橋莉子(アンジュ/城南静岡高)が82・150点で連覇した。上位8人は東海ジュニア新体操選手権の出場権を得た。

女子個人総合で連覇した土橋莉子=草薙このはなアリーナ
女子個人総合で連覇した土橋莉子=草薙このはなアリーナ


 ▽女子個人総合 ①土橋莉子(アンジュ/城南静岡高)82・150点②臼田(NPO法人ローザ新体操クラブ浜松)74・350点③糸山(リュミエル)73・100点④望月(アンジュ/城南静岡中)⑤渡辺(アンジュ/城南静岡中)⑥鈴木(静岡RG)⑦村松(島田ジュニア)⑧山本(アンジュ)

 4種目 圧巻演技
 女子個人総合で土橋が貫禄を見せて連覇を達成した。フープ、ボール、クラブ、リボンの4種目を高レベルで手堅くまとめ、2位に大差をつけた。だが、本人は「連覇はうれしいが、悔いの残る演技もあった」と満足はしていなかった。
 静岡県高校総体ではボールの演技を失敗し、わずかの差で2位。全国総体への出場を逃した悔しさをぶつけた。「ミスの回数が減った」というボールは一度落下したものの、21点台と高得点をマーク。ジュニア日本代表の団体メンバーとして遠征や合宿に参加していたため、リボンとフープはほとんど練習していなかったというが、他を寄せ付けない圧巻の演技を見せた。
 昨年は東海ジュニアを1位で通過し、全日本ジュニアでは6位。「今年は絶対に全国で優勝したい」。将来、日の丸を背負い世界で戦うことを目指す15歳は力強く言った。

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