⚽ジュビロ磐田 群馬とドロー4連勝逃す 好機生かせず消化不良 サッカーJ2第27節
明治安田J2リーグは23日、各地で第27節の3試合が行われ、磐田は群馬と1-1で引き分けた。
②正田スタ(磐田1勝1分け)▽観衆5350人
群馬 10勝10分け7敗(40) 1(1―0 0―1)1 磐田 13勝9分け5敗(48)
▽得点者【群】長倉(5)【磐】金子(5)
【評】磐田は後半に追い付き、群馬と引き分けた。
押し気味に試合を進めたが、前半12分、左からのクロスを中央で仕留められ先制された。28分には松原がゴール前で決定機を迎えたが、決められなかった。前半終了間際、金子のシュートもGKに止められた。
後半3分、ドゥドゥのパスを受けた金子が相手をかわして同点ゴールを決めた。その後も選手交代で主導権を握ったが、勝ち越し点は奪えなかった。
金子連発 勝ち点1 唯一の救い
今季初の4連勝を狙った磐田だったが、群馬の粘りにあと1点が遠かった。9戦負けなしでJ1自動昇格圏の2位はかろうじて死守したが、再三の好機を生かせなかった痛み分けに、消化不良感が漂った。
前半から押し込み何度も決定機をつくったが、一押しが足りない。後半もFW後藤、MF古川を前線に投入して勝ち越し点を狙ったが、ゴールネットを揺らせなかった。
唯一の救いは後半早々に追い付き、勝ち点1を失わなかったことか。前節の藤枝戦に続き、後半の試合の入りで、集中して相手に圧力をかけて得点を奪った。2戦連発の今季5点目を挙げたMF金子は「ボックス内でシュートが求められていた。うまく入ってくれて良かった」と振り返った。
最終盤はパリ五輪を目指すDF鈴木海もつぎ込んで、相手のカウンターをしのぎきった。横内監督はDF伊藤に疲労からプレーに遅れが出ていたのを見逃さず、隙をつくらせなかった。
次節29日にぶつかるいわきは7戦負けなしと夏場に調子を上げている。次戦は累積警告でDF鈴木雄を欠く。「(鈴木雄が出られないのは)痛いが、積み上げてきたものがある。代わる選手もやれるはず」と横内監督。首位町田の背中を追い、自動昇格圏をキープするために負けられない戦いが続く。