島田空襲の犠牲者を慰霊 住民ら、祈念碑に誓い

 島田市は26日、島田空襲被爆者慰霊のつどいを同市扇町の扇町公園で開いた。犠牲者の氏名が刻まれた平和祈念碑「平和之礎」の前で、住民らが平和への誓いを新たにした。

平和への誓いを読み上げる永房さん=島田市の扇町公園
平和への誓いを読み上げる永房さん=島田市の扇町公園

 出席者全員で黙とうをささげた後、島田第二小6年の永房知紘さん(12)が平和への誓いを読み上げ、「平和な世界をつくるために、まずは学校生活から、友達を傷つけることはしないように意識したい」と述べた。
 今年は初めてボーイスカウトが協力し、金谷第1団の林大善さんと桜井孝頼さんが市平和都市宣言を朗読した。
 島田空襲は太平洋戦争末期の1945年7月26日朝、扇町に長崎型原子爆弾の模擬爆弾とされる約4・5トンの爆弾が投下され、少なくとも47人が死亡し、150人以上が負傷した。慰霊のつどいは2002年から続けていて、企画運営する市平和祈念事業実行委員会に島田商業高と島田高の生徒も協力した。

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