沼津夏まつり開幕 夜空に大輪 きらめく海 児童、船上で夏の思い出

 子ども食堂や学習支援の活動に取り組む三島市の一般社団法人「おたまちゃん食堂」(押田智子代表)に通う親子は29日夜、静浦漁港を出発し、船の上から沼津夏まつり・狩野川花火大会を楽しんだ。夜空を彩る色とりどりの大輪を海の上から見上げ、「夏の思い出になった」と喜んだ。

笑顔で乗船した親子=沼津市の静浦漁港
笑顔で乗船した親子=沼津市の静浦漁港

 未就学児から高校生とその親約35人が、花火を心待ちにしながら、2隻の船に乗り込んだ。三島市立東小1年生の沖洋臣君(6)は「友達と花火が見られる。船の上から見るのは初めてだから楽しみ」と笑顔を見せ、妹の玲衣ちゃん(4)は「虹色の花火を見たい」と声を弾ませた。
 花火が打ち上がると、親子は一斉に歓声を上げ、目を輝かせた。「海が光ってきれい」「花火が大きくて迫力がある」などと感動を口にした。
 遊覧はネッツトヨタ静岡(沼津市)が企画し、同港の「第八幸松丸」と「勘栄丸」が協力した。
 (東部総局・天羽桜子)

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