「みこし渡御」威勢良く 沼津夏まつり 4年ぶり練り 声弾ませ

 沼津市の夏の風物詩「第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会」は30日、市中心街で市内の神輿(みこし)が集結する「みこし渡御」が繰り広げられた。4年ぶりに法被姿の担ぎ手が威勢の良い声を響かせた。

4年ぶりに復活した「みこし渡御」=沼津市のさんさん通り
4年ぶりに復活した「みこし渡御」=沼津市のさんさん通り


 JR沼津駅から南に延び、歩行者天国となった「さんさん通り」には市神輿連合会に加盟する団体を中心に11基のみこしが勢ぞろい。上本通り商店街なども練り歩いた後、再びさんさん通りに集まった。神輿の担ぎ手800人超は最後の力を振り絞り「わっしょい」と声を上げ、通りに集まった地域住民や観光客を盛り上げた。
 同会の渡辺浩一会長(61)は「4年ぶりにみこしが復活できてうれしい」と声を弾ませた。祖父のみこしを担ぐ姿を家族で見に来たという沼津市立今沢小2年の阪本蓮さん(8)は「担いでる人たち、みんなすごいし、かっこいい」と目を丸くした。
 (東部総局・天羽桜子)

 

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