旅人の弁当作りに挑戦 藤枝・岡部宿柏屋で旅籠の食事講座

 藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋で5日、江戸時代の旅人に振る舞われた旅籠の食事を学ぶ講座が開かれ、親子連れが旅人の弁当作りを体験した。

植田店主(左)の指導を受けて、おにぎり作りに挑戦する子どもたち=藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠柏屋
植田店主(左)の指導を受けて、おにぎり作りに挑戦する子どもたち=藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠柏屋
おにぎり作りに挑戦する子どもたち=藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠柏屋(画像の一部を加工しています)
おにぎり作りに挑戦する子どもたち=藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠柏屋(画像の一部を加工しています)
植田店主(左)の指導を受けて、おにぎり作りに挑戦する子どもたち=藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠柏屋
おにぎり作りに挑戦する子どもたち=藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠柏屋(画像の一部を加工しています)

 岡部宿近くにあるおにぎり店「ゆとり庵」の植田稔雄店主(69)の指導を受け、子どもたちはかまどを使って炊きあげた1升半のご飯を使い、おにぎり作りに挑戦。ビニール手袋を着用した手に塩を付け、丸く団子状に握り、徐々に形を整えた。丁寧に握って三角形が完成すると、「おいしそう」と笑顔を見せた。
 大根とこんにゃくを焼いてみそを塗った田楽も作り、おにぎりに加えた。出来上がった弁当はそれぞれ持ち帰った。
 参加者は「おむすび」と「おにぎり」の語源の違いについて、おむすびは縁を結ぶ意味合いがある一方で、おにぎりは「鬼切り」に通じる厄よけの祈りが込められたという説も学んだ。
 藤枝小3年の岡崎翔馬君(8)は「藤枝の自慢」をテーマにした夏休みの自由研究の一環で岡部宿を選び、父親と参加した。「教えてもらったことで、きれいにおにぎりを作ることができた」と話した。

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