チクッとしますよ~ 気分はお医者さん 小学生 ワクチン接種模擬体験-浜松・中区

 子どもの応急手当て普及活動などに取り組む市民団体「命のバトン浜松」(浜松市西区)はこのほど、小学生が医者になりきりワクチン接種を模擬体験する講座を同市中区の浜松こども館で開いた。市内の小学生と保護者約30人が参加し、ワクチン接種の意義や接種方法を学んだ。

医者になりきりワクチン接種を模擬体験する子ども=浜松市中区の浜松こども館
医者になりきりワクチン接種を模擬体験する子ども=浜松市中区の浜松こども館

 県立こども病院の荘司貴代小児感染症科医長と本康医院(同市東区)の本康宗信院長が指導に当たった。児童は新型コロナの診療で使用されている感染防止衣を着て、模型を付けた親の腕に接種体験をした。注射器や針を出すところから接種まで、緊張した様子で一連の流れを確認した。「筋肉をつかみ、腕と注射器が直角になるようにして」とアドバイスを受け、最後まで慎重に取り組んだ。
 講演会も開かれ、荘司医長が予防接種の意義や白血球の重要性などを説明した。また、感染症予防対策として「しっかり手洗いすることとワクチン接種で白血球を鍛えてほしい」と呼びかけた。
 将来の夢は医師という大平台小3年の影山聖奈さん(9)は「ワクチンを打つのは緊張した。お医者さんになったらもっと簡単に打てるようになりたい」と目を輝かせた。
 (浜松総局・小林千菜美)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞