平和の尊さ 「すいとん」でかみしめて NPOが炊き出し 浜松市

 浜松市南区のNPO法人「フリースクール空」は13日、太平洋戦争中に主食の代用とされた「すいとん」の炊き出しを中区の市南部協働センターで行った。過去の戦争や、今も続くロシアのウクライナ侵攻に関心を持ち、平和の尊さを考えてもらおうと企画した。スクールの生徒やスタッフ約10人が調理し、来場者に無料で振る舞った。

すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター
すいとんを味わう来場者=浜松市中区の市南部協働センター

 ニンジンやカボチャなどをふんだんに使い、野菜のだしが効いた優しい味付けに仕上げた。友人らと味わった馬渕君子さん(82)=同区=は「子どもの頃によく食べた。久しぶりで懐かしい気持ち」と語った。
 会場では戦争に関連する漫画を展示したり、アニメ映画を上映したりした。ウクライナの子どもたちを支援しようと募金箱も設けた。同スクールの西村美佳孝理事長は「時間の経過とともに戦争への関心が薄れていると実感している。毎年8月には、戦争の悲惨さを思い出してほしい」と来場者に呼びかけた。

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