17日から全国総体競泳 静岡県勢、自由形に期待

 競泳の全国高校総体が17日から4日間、北海道江別市で行われる。静岡県勢は自由形で好記録を持つ選手が多く、活躍が期待される。

女子50メートル自由形で全国制覇を狙う鈴木月渚(飛龍)
女子50メートル自由形で全国制覇を狙う鈴木月渚(飛龍)
男子400メートル、1500メートル自由形の2冠を目指す大木優瑠(飛龍)
男子400メートル、1500メートル自由形の2冠を目指す大木優瑠(飛龍)
女子50メートル自由形で全国制覇を狙う鈴木月渚(飛龍)
男子400メートル、1500メートル自由形の2冠を目指す大木優瑠(飛龍)


 ■女子50・鈴木月渚(飛龍) 
 メダル候補の筆頭は女子50メートルの鈴木月渚(飛龍3年)。同種目で1年次に3位、昨年は5位。最後の夏に「てっぺんを取りたい」と気合十分。今季は泳ぐたびに記録を伸ばし、7月末の県選手権で県高校新の自己ベスト25秒70を出した。上り調子で念願の全国女王を狙う。

 ■男子50・松田隼人(静岡市立) 
 男子50メートルの松田隼人(静岡市立3年)もここに来て急成長。193センチの大型スイマーは中学時代無名だったが、今年の県総体、東海総体を制し、自己記録23秒13は全国ランキング4位。北の大地で一発勝負に懸ける。

 ■400、1500・大木優瑠(飛龍)
 男子のエース大木優瑠(飛龍3年)は400メートルと1500メートルに出場する。昨夏の全国総体も期待されながら、400メートルで予選8位同タイムで泳ぎ直しのスイムオフの末に決勝進出を逃した。雪辱を胸に全国2冠を誓う。

 ■400、800・高遥香(城南静岡)
 女子400メートルと800メートルで全国制覇を目指すのは高遥香(城南静岡2年)。昨夏の全国総体は1年生ながら800メートルで2位。県総体は2年連続2冠を得てもタイムに不満顔だったが、東海総体で2種目とも自己ベストを更新し、全国舞台に照準を合わせている。
 女子800メートルリレーで県総体、東海総体と続けて県記録を更新した飛龍も表彰台が視野に入る。このほか、男子100メートル背泳ぎの奥大輝(飛龍2年)、男子100メートル、200メートル自由形の増田莉蔵(浜松市立3年)の飛躍にも注目が集まる。
 (寺田拓馬)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞