浜松市「市民の声」6割超を反映 22年度広聴年報公表

 浜松市はこのほど、2022年度に寄せられた市政への意見や要望、苦情などをまとめた「市民の声 広聴年報」を公表した。総数は前年度比188件減の4024件。このうち、63・4%に当たる2553件が市政に反映されたという。
 全体では新型コロナウイルスの収束に伴って関連意見が減少し、コロナ禍前の水準に戻りつつある。「市民の声」のうち、Eメールや手紙、ファクスなどで受け付ける「市長へのご意見箱」は407件減の1187件。新型コロナの感染対策やワクチン接種、県が西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する計画の新野球場、大河ドラマ「どうする家康」などに関する意見が多かったという。
 このほかの市民の声は、要望書が228件増の2814件、各課に直接寄せられた意見が9件減の23件だった。要望書を除いた年代別では40代が最も多く、60代、70代と続いた。
 また、市は市長と市内団体が意見交換する「浜松まちづくりミーティング」と「チャット!やらまいか」を計8回開催。市DX推進計画案や市立幼稚園・保育園の適正化等に関する方針案など8件のパブリックコメントも行い、計820件の意見が寄せられた。
 年報は250部発行し、市役所や区役所などで配布している。協働センター、図書館、市ホームページなどでも見ることができる。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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