ビジネスプラン 藤枝西高に最高賞 食品ロスと料理負担削減 藤枝、焼津8高校発表会

 藤枝、焼津両市内8校の高校生が自由な発想と創造力で考案したビジネスプランの発表会が18日、藤枝市立駅南図書館で開かれた。2市と日本政策金融公庫が連携して開催した志太ビジネスハイスクールの最終回。同公庫の担当者や地元若手起業家らが審査員を務め、9チーム約35人の生徒は地域課題の解決に向けた案を発表し、藤枝西高が最高賞の優秀賞を受賞した。

優秀賞を受賞した藤枝西高の生徒
優秀賞を受賞した藤枝西高の生徒
ビジネスプランを発表する生徒=藤枝市立駅南図書館
ビジネスプランを発表する生徒=藤枝市立駅南図書館
優秀賞を受賞した藤枝西高の生徒
ビジネスプランを発表する生徒=藤枝市立駅南図書館


 生徒は7月下旬からマーケティングの専門家ら講師の指導で約1カ月間、講義やグループワークを通じて磨き上げたプランを発表会で披露。商品、サービスの特徴や考案のきっかけ、収支計画、販売と広告方法などを盛り込んだ。
 藤枝西高の生徒は、食品ロス削減対策として調理道具と材料、場所を提供するサービス「レンタルキッチン~らくっく~」を紹介。料理の準備や片付け、食材の調達などの負担を減らし、料理のハードルを下げる点をPRした。生徒は「みんなで考えた案が評価されてうれしい」と喜んだ。
 このほか、参加チームはペットボトルや缶のごみを出さずに安価で飲料を購入できる「マイボトル対応自動販売機」、一般野菜より栄養価が高い伝統野菜で作る「野菜・果物チップス」などの事業プランを説明した。
 藤枝西高のほか、焼津中央高と藤枝明誠高、焼津水産高も入賞した。各チームは作成したビジネスプランを同公庫主催の「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」に応募する予定。
 (藤枝支局・青木功太)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞