入院患者らに癒やしの音色 静響、市立静岡病院で演奏

 富士山静岡交響楽団は18日、「心のコンサート」を静岡市葵区の市立静岡病院で開いた。入院患者とその家族約80人が参加し、美しい音色に耳を傾けた。

クラシックの名曲などが演奏された「心のコンサート」=静岡市葵区の市立静岡病院
クラシックの名曲などが演奏された「心のコンサート」=静岡市葵区の市立静岡病院

 療養中で外出できない患者に楽しい時間を過ごしてもらおうと同楽団が企画した。
 パッヘルベルの「カノン」やモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第3楽章などクラシックの名曲7曲を弦楽四重奏で演奏した。
 「春の小川」「茶摘」「冬景色」など季節の童謡9曲もメドレー形式で披露し、参加者を楽しませた。
 同病院の小野寺知哉院長(68)は「生演奏の下、ゆったりした時間を過ごしてもらい、患者さんの心の癒やしにつながった」と話した。
 (社会部・白鳥壱暉)

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