“自遊研究”一緒に進めよう 大学生が小学生サポート 静岡市葵区

 小中学生向けのプロジェクト型学習教室「あむラボ」(静岡市駿河区)は22日、小学生の自由研究をサポートする「シン・自遊研究」を静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)で開いた。3日間にわたって大学生が児童の興味や関心を深掘りし、テーマ決めや研究を補助する。

小学生の自由研究を見守る大学生=静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センター(写真の一部を加工しています)
小学生の自由研究を見守る大学生=静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センター(写真の一部を加工しています)


 あむラボはNPO法人ESUNE(エスネ)の事業。子どもが好きなことを起点にプロジェクトを企画して社会で実践する取り組みで、大学生が子ども一人一人のペースに合わせて支援する。シン・自遊研究は夏休み限定の企画。小学3~6年の10人が参加し、戦国武将や外来生物、ハンドメード作品の販売など、さまざまなテーマを設けた。
 森下小3年の河村菖杜君(9)は恐竜の骨について研究した。渦巻き状の歯を持つヘリコプリオンを図鑑で調べてまとめたり、フライドチキンの骨を組み立てたりした。常葉大の学生に手助けしてもらった河村君は「思ったよりうまく進めることができた」と振り返った。
 運営責任者の静岡大2年小森史靖さん(22)は「宿題として提出するのが目的ではなく、やりたいと思えるテーマを見つけてほしい。子どもには好きなことを応援してくれる存在が必要」と話した。
 (生活報道部・伊藤さくら)

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